走行性能、それはレプリカの命です。
バイクには色々な価値観があり「レプリカ乗り=より速く、巧みに走ることを目指す者」という図式が全てではないかも知れません。
しかし、VツインスポーツのTLに目を向けた方なら当然気になる所ではないでしょうか。
バイクには色々な価値観があり「レプリカ乗り=より速く、巧みに走ることを目指す者」という図式が全てではないかも知れません。
しかし、VツインスポーツのTLに目を向けた方なら当然気になる所ではないでしょうか。
「パワー」
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TL-1000Rのエンジンは135PS。
今全盛を誇る4気筒レプリカからみればスペックで劣っています。
ですが、中速域から上のトルクについて言えばまだ遜色のないレベルにあると思います。
無論、世紀末カウントダウン中に出た同世代のマシンと比べればアドバンテージがあります。
このトルクは峠を走る場合にあなたをサポートしてくれるでしょう。
2速で走っても回転数が落ちる様なワインディングで充分な加速が得られたり、頻繁にシフトチェンジを必要とするコースで多少高めのギヤのまま走ったり、またミスでスピードと回転数をドロップさせた時のリカバリーに。
特に7000rpm以上のSRAD(ラムエア)が有効になるレンジでの加速は実に爽快です。
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インジェクション移行期のマシンに見られるドンツキがTLにもあります。
オーナーズクラブのページを見ても、多くの方がインジェクションコントローラを「必須アイテム」と考えておられるようです。
欲しい時に瞬時にパワーが供給されますが、スロットルコントロールには神経を使います。
過敏と感じるか俊敏と感じるかはあなた次第。
なんにせよ始めは面食らうのではないかと思います。
また2500rpmより下は(特に慣らしが終わるまで)エンストする危険性が高いです。
4気筒のマシンと異なり高回転型ツインは低回転域の粘りがないので注意を要します。
「ブレーキ」
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握れば握っただけ効く。そんな特性です。
ブレーキングを徐々に強めていく(緩めていく)際の変化がつかみやすくコントロール性は良好です。
6PODの大きなキャリパーに絶対的な制動力での問題を感じることはまず無いでしょう。
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出荷状態のセッティングが体格や乗り方にあっていない場合、フロントへの荷重移動が充分に行われず、初期制動に不足を感じることがあります。
特に逆輸入車ではピッチングの起こり難いセッティングになっているため、自信を持ってブレーキをかけられなかったり、ブレーキが充分に効いてくれないといった印象を受けたりすることがあります。
「コーナリング」
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ツインの特徴としてよく言われる、ジャイロモーメントの小ささによる切り返しの鋭さがあります。
これにより、減衰が強めのセッティングを施しても軽快感が損なわれ難いという美点があります。
ショックユニットは前後共にフルアジャスタブルとなっています。
各調整機構は外から触りやすい場所に設けられており、セッティングの変更が容易になっています。
また、リヤショックは車高調整のし易い構成で、特別なパーツがなくてもスプリングユニットの上側ブラケットにスペーサーを入れることで変更が可能です。
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昨今の4気筒リッターレプリカのように乗り手をオートマチックにはスピードに乗せてくれません。
またツインの先天的な問題であるフロント荷重の不足を背負っているので、先に述べた軽快感と相まってライダーがミスをするとちゃんと(?)不安定な挙動を返してきます。
チャレンジングだと感じられる方なら良いですが、恐怖を覚えたり、自信をなくしてしまう場合もあるのではないでしょうか。
飽きが来ないことだけは確かなのですが・・・
「冷却能力」
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軽量化戦争にさらされる最新レプリカにはない大型のラジエータと二つの冷却ファンを装備しています。
渋滞路などで水温が上昇していく際もその変化は穏やかで、多少なりと空気が通過すれば温度が下降し始めます。
同じエンジンのSV1000Sと比較しても安定状態の水温に5℃程度の開きがありました。
すぐに差が出るところではありませんが、峠にツーリングにと使っていくうちに進むエンジンや他の補器の老化を効果的に抑制してくれることでしょう。
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やはり大きなラジエータは重量増の原因となります。
ただ、TLはフロント荷重が不足気味なので一概に欠点とも言い切れませんが・・・。
またレプリカの集客力の源ともいえるスペックで「乾燥重量」が見劣りしてしまうのは少し寂しい所です。